FPSゲーマーにとって、AIM(エイム)の安定と向上は常に悩みの種となります。
- AIMが安定しない
- 日によってAIMが良い日、悪い日がある
- 中々AIMが向上しない
このような悩みを抱えている人ほど、毎日のようにAIM感度を変えて「今日はこの感度がよかった!もう変えない!」と言った一週間後には「やっぱりこの感度が合ってた!」となるパターンが多くないですか?
実は、AIMを安定させるためには、最適な姿勢を見つけることが大事なのです!
今回はパソコン・コンシューマーででFPSをプレイしている人に伝えたい「FPSにおける最適な姿勢」について解説します。
目次
FPSをプレイ時の姿勢は6つのポジションから成り立つ
まず初めに、FPSをプレイしているときにどのような姿勢でプレイしているでしょうか?
人によって、椅子に座っている、座椅子に座っている、クッションに座っている、立っている(!?)など様々なケースがあると思います。
今回は、おそらく多数を占めているであろう「椅子に座ってFPSをプレイしている」と仮定したうえで、まず確認すべき6つのポジションについて話していきます。
①上半身のポジション
FPSにおいて、上半身…特に頭から肩・腕がいかにリラックスできているかは最重要と言っても過言ではありません。
頭の位置・首の位置・肩の位置の3つのポジションごとに、最適なポジションを紹介します。
頭の位置
まず、座っている椅子がゲーミングチェアの場合、おそらくヘッドレストが装着されていると思います。
そのヘッドレストの位置は正しい位置にあるかを確認しましょう。
ここでいう正しい位置というのは、ヘッドレストに頭が乗っている状態です。
多くのプロFPSプレイヤーが前傾姿勢でプレイをしているように、常に頭をヘッドレストに乗せる必要はありませんが、頭の後頭部がヘッドレストの正しい高さ・位置にあるかを確認しましょう。
首の位置
恐らく、多くのFPSプレイヤーはモニターを見下ろすために少し頭を前に首を倒していると思います。
首の痛みや負担をなるべく減らすためには
・頭を後ろに下げ(イメージとしてはヘッドレストに頭の重さを分散させるイメージ)
・顎を引いて
・耳と肩が同じライン上にある
のが大事です。
首だけ前のめりになっている、肩よりも頭が後ろにあるなどの正しくない姿勢は、頭痛の原因や集中力の低下の原因になる可能性があります。
肩の位置
肩の位置としては、肩を丸めたり、すくめたりしないようにしましょう。
いわゆる「猫背」は避けた方が良いということですね。
椅子にリクライニング機能がある場合、90度~120度あたりになるように調整しましょう。
そして、肩を背もたれに預けて、なるべくリラックスできる体勢を探しましょう。
②アームレストのポジション
アームレストは腕とマウスの位置関係が90度になるような高さに設定しましょう。
アームレストが無い、もしくは高さが90度になっていない場合、肩への負担が増えて「マウス症候群」と呼ばれる症状が発生する可能性があります。
また、仮にマウス症候群が発生しなくても、腕から肩に負担がかかることはAIMが安定しないことにつながるため注意が必要です!
③モニターのポジション
昔の有名なFPSプレイヤーの画像で、モニターと0距離の位置でFPSをプレイしている画像がありますが、一般的にはモニターと顔の距離は「モニターのサイズ(インチ数)」分外すといい」と言われています。
参考までに、一般的なモニターのサイズ(インチ数)とそれをセンチメートルに直すとどれくらいになるのかを載せておきます。
- 21インチ 53.34cm
- 24インチ 60.96cm
- 27インチ 68.58cm
- 30インチ 76.2cm
- 32インチ 81.28cm
- 34インチ86.36cm
大体、53cm~86cmモニターから目が離れていればいいということになりますね。
ちなみに、人の腕の長さは大体身長と同じ程度だと言われているので、自分の腕を伸ばしてみて、自分の身長と合わせながら近すぎかな?離れてるかな?と考えてみるといいかもしれませんね。
モニターとの距離とAIMの安定に厳密な関係はありませんが、モニターと近すぎる・遠すぎると眼精疲労が強くなるため、FPSに集中できない、AIMに集中できないということが起きる可能性があります。
④座り方と椅子の高さ
座り方としては、お尻と背もたれをしっかりと背中に当てることが大事です。
また、椅子の高さは膝が90度曲がり、しっかりと足が床に付く状態が最適だと言われています。
その際、足を組む・椅子に浅く座るなどを長く続けていると、仙腸関節障害、坐骨神経痛などの炎症が起きる可能性があるので注意が必要です。
⑤机の高さ
机の高さは前述したアームレストの高さとなるべく合わせるようにしましょう。
アームレストと高さが違うと、結果的に肘が90度じゃなくなるため、AIMの不安定につながります。
また、一般的には目線がモニター上部の1/3~1/4あたりになるのがベストです。
ようは、モニターの上半分と同じ位置に目線があるのがベスト、ということですね。
FPS時の前傾姿勢と後傾姿勢はどちらが良いのか
基本的には、前傾姿勢の方が体への負担が少なく、後傾姿勢よりも良いとされています。
ただ、一概に前傾姿勢が一番いいというわけではありません。
例えば、試合中はしっかりと前傾姿勢を維持し続けることが大事ですが、休憩時間や、ちょっとしたロード画面などで後傾姿勢にすることでリラックスできる可能性があります。
人間の集中力は15分・45分・90分で一度切れるとも言われており、集中するときとリラックスしてもいい時を使い分けるのが体への負担を減らしながらFPSのAIMを安定させるコツになります。
さらにFPSのAIMをよくしたい人は以下の記事も参考にしてください。
参考記事:【FPS・TPS】反応速度・反射神経を鍛える方法!これを意識すればすべてが変わる
コンシューマーなどのパッド勢の場合の姿勢
PCではなく、コンシューマーなどでFPSをプレイしているとの最適な姿勢はどれなのでしょうか?
前提として、上記で説明した姿勢と全く同じことが推奨されています。
一方で、PC勢とコンシューマー勢での大きな違いはマウスを使うかパッドを使うかになります。
パッドはマウスと違って、平面な場所に置く必要はありません。
それこそ、足の上においても、空中に浮かせていてもなんも問題ありません。
コンシューマーなどのパッド勢の人が気を付けてほしいのは、パッドの持つ位置ではなくモニターとの距離感です。
コンシューマー勢はキーボードとモニターを使うことが無いため、モニターと近くなりがち(もしくは遠くになりがち)です。
モニターとの距離はモニターのサイズを同じくらいになるような位置を意識しましょう。
まとめ
FPSにおける最適な姿勢はどのようなものなのか、なんとなくイメージはできましたでしょうか?
今回紹介したことも大事ですが、それよりも一番大事なのは「常に同じ姿勢で続けること」です。
FPSは繊細な操作を求められるため、その日の体調一つでキレが変わります。
体調が悪い日は、どうしてもAIMが合わずに何度も感度を変え続けるという「沼」に陥りがちです。
そんな時でも、なるべく常に同じ姿勢を続けて、体に負担のない姿勢でプレイをすることで、よりAIMの安定につながります。
ぜひ、これらのことを意識しながら自分に最適なFPSの姿勢を見つけましょう!