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新作VRMMORPG「Zenith: The Last City」レビュー

【記事公開日】2022/01/28
【最終更新日】2022/03/14

zenith-the-last-city-capture

1/27日(日本時間では28日3時くらい)に少し前からVR界隈をさがわせていたMMORPG「Zenith: The Last City」が販売されたので、早速プレイしてみました!

制作陣営が「ソードアートオンライン」などに強く影響をされたらしく、あのアニメのようにVRの世界でMMORPGが楽しめる!とのことで前から楽しみにしてました。

筆者環境:

「Zenith: The Last City」」はSteamVRを通してOclus Quest2でプレイ。

PCスペックは以下。

RTX 2070 Super

メモリ18GB

ぶっちゃけどうだった?

先に結論を言うと、英語アレルギーではなくフレンドとプレイするなら楽しめると思います!

この作品は現状、日本語版が存在しないためすべて英語になります(とはいえ、たまにゲーム内でユーザーの日本語が聞こえたりはする)。

MMORPGである以上、クエストを何度も何度も受けるのですが、割とがっちりな英語なため、英語が全く分からない!というとただの作業ゲームになってしまため、かなり人を選ぶ気がします。

「フレンドと一緒なら楽しめる」と書いたのも、MMORPGの醍醐味はやはり他プレイヤーとの交流も大きいため、現状の英語圏ばかりの人の中で一人英語が分からずにプレイする、というのは結構壁が高いです。

また、サーバーも複数存在しており、別サーバー同士は遊べないため、遊ぶならフレンドと同じサーバーで始める必要があります。

とはいえ、MMORPGにおける「横※行為」に対するペナルティも遊んだ感じでは存在しないので、ソロプレイヤーでも楽しめる人は楽しめると思います。
※他プレイヤーが攻撃しているモンスターを横から攻撃する行為。経験値が減ったり、ドロップ権限が奪われたりなどでMMOでは嫌われる傾向にある。

ボスを倒すために集まった野良メンバーで作戦会議する姿

ゲームの必要スペック

まずはゲームをプレイするためのスペックについてですが、最初の街&最初のダンジョンあたりまで進めた感じではそこまでハイスペックである必要はないかなと思いました。

VRChatの重いワールドに行ったときよりも動きは快適でした。

ただ、平日昼間(海外の深夜)にログインしたので、向こうのゴールデンタイムやサーバー・人気エリアによってはゲームが重くなる可能性は否定できません。

Steamに書かれている必要スペックはこのような感じ。

最低:
64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
OS: Windows 10
プロセッサー: Dual Core with Hyper-Threading
メモリー: 8 GB RAM
グラフィック: Geforce GTX 970
DirectX: Version 10
ネットワーク: ブロードバンドインターネット接続
ストレージ: 25 GB 利用可能

グラフィックボードよりもメモリの多さが大事かな?と個人的には思いました。

「Zenith: The Last City」のゲームシステムについて

では、ここから「Zenith: The Last City」のゲームシステムについて語っていきます。

職業(スタイル)が存在する

「Zenith: The Last City」では今現在、近距離職と遠距離職の2つの職業をゲームプレイ時に選ぶことになります。

将来的なことは分かりませんが、最初の段階ではこの近距離職と遠距離職は変えられないの注意が必要です。

近距離は2刀流、遠距離は魔法(2丁銃)を使うことになります。

その中でも戦闘スタイルが、アタッカー・タンク・サポートという3種類に分けられており、この3種類はいつでも変更可能でした。

ただ、スキルツリーやキャラレベルもスタイルに準拠するため、別のスタイルに変更するとレベルがリセットされます。

例)

遠距離のアタッカーでレベル10にしてから、遠距離のヒーラーに変更するとレベルが1になる。スタイルを戻せば元に戻る。

スキルシステムはかなり独特

「Zenith: The Last City」はスキルシステムが結構独特で、一部推測が含まれるのですが…。

まず「Zenith: The Last City」にはスキルツリーが存在しません。

スキルは「アイテム」としてドロップする形になります。

画像は遠距離職かつヒーラーの回復スキルなのですが、左の灰色のスキルは初めから持っているものです。

右の青い背景の物はドロップしたものです。

(ここから推測になります)スキルにはレアリティのようなものが存在しており、それを敵からドロップして、スキル強化(おそらく別のアイテムが必要になる)していく形になるかなと思います。

そのため、一般的なMMORPGのようにレベルが上がったらか新しいスキルが手に入る(強化できる)という形ではないです。

ここは結構混乱するところでしたね。

戦闘スタイルは基本的にタコ殴り!PVではガードのような動きもあるため今後に期待?

一番重要な戦闘スタイルですが、基本的にはタコ殴りになります。

魔法職であればトリガーで魔法が出るのでひたすらトリガーを引きまくる。

前衛職ならVR機器を前にたたきつけるような動作で攻撃できるみたいです。

最初はスキルも全くないため、みんなタコ殴りしているような地味な戦闘になりますが、スキルはかなり豊富にあるっぽいので、おそらく将来的には相手の攻撃に併せてスキルやガード・回避などをしっかりと使わないと勝てなくなる形になると良いなと思いました。

フライングシステムが楽しい

「Zenith: The Last City」にはフライングシステムが存在します。

と言っても、イメージとしては「滑空」が近いですね。

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドであったパラセールを使った移動と全く同じです。

違いとしては、滑空中はゲージが減っていくため、ゲージが0になるとそのまま落ちていきます。

即死するレベルの高さからは落ちてないので1ダメージ残るのか、即死するのかは分かりませんが、落ちると落下ダメージをくらいます。

画像のような「リングをくぐれ!」的なクエストもあるため、報酬をもらうことも可能です。

死の概念が分かりにくい

「Zenith: The Last City」では死ぬと画面が灰色になって「亡霊」のような形になります。

画面左のロボットはチュートリアル案内役

最初に死ぬと「これこれこうすれば生き返るよ!」って説明をしてくれるのですが、死体から煙が出る仕様で文字が読めずに見逃してしまいました。

ワールドマップを開いてファストトラベルをするとリスポーンできたので、もし死んでしまった人は参考にしてみてください。

総評:アイディアは良い!しかし今買うかどうかと聞かれると…

ゲームとしては、VRMMORPGということで、かなりマニアックかつ夢のあるゲームなのは間違いありません。

ただ、ゲーム本体が約3000円するのと、VR酔いにつよい筆者でも画面の揺れなどで酔いそうになったので、かなり人を選ぶゲームかもしれません。

また、VRChatには既にMMORPGのようなゲームができるワールドが多く存在します。

VRChatの方は「同じワールドにいる人たちで遊ぶ」という仕様ですが、そのゲームシステム自体は「Zenith: The Last City」に引けを取りません。

純粋に「MMORPGのようなゲームをやりたい!」というのであれば、VRChatにあるゲームワールドへ。

MMORPG(他プレイヤーとの交流含め)がやりたい!のであれば「Zenith: The Last City」」はおススメだと思いました。

「Zenith: The Last City」のSteamリンクはこちら。

いま流行りのメタバースって何?という人には以下の記事もおすすめです。

参考記事:ホロライブ・セカンドライフの事例から学ぶタバースとは

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