ゲームコラム

子ども(中高生・高校生)だけじゃない!大人も気を付けたいネット依存について

【記事公開日】2021/11/17
【最終更新日】2022/03/07

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子どもが一日中ネットをしてる。これってもしかしてネット依存!?
社会人になってから休みの日はずっとゲームしてるな。もしかしてまずい?

ゲーム障害が病気であると認定されてから、ネット依存に関して興味をもつ人も増えました。

ネット依存はここ数年で急速に騒がれてきている症状の一つで、特にゲームやeスポーツを愛する人たちにとっては無視できない話題。
ネット依存は子どもだけに限らず、大人であっても注意すべきこと!

この記事では、ネット依存とは具体的にどのような症状なのか、原因は何か。
そして解決策としてはどのような物があるのかについて解説します。

無理やりインターネットの回線を切っている、というような対策をしている人はもしかしたら逆効果になるかもしれませんよ…!

ネット依存とは?なぜ騒がれているのか

ネット依存が騒がれている理由としては、2019年5月に、世界保健機関 (WHO)が発表した 「疾病及び関連保健問題の国際統計分類(ICD)」にてインターネット依存の1つである「ゲーム障害」が正式に病気であると認められたことが始まりです。

これを機に、Twitterなどでは「ゲームは悪だ!ゲーム依存は病気だ!」という発言が増えました。

WHOによるとゲーム障害とは具体的に以下のような症状が出ている人だと言われています。

  • 1.ゲームに対するコントロールの障害(発症、頻度、強度、継続時間、終了、状況など)
    例)ゲームを止められないなど
  • 2.ゲームが他の人生の興味や日常活動よりも優先されるほど、ゲームの優先順位が高まること
    例)食事・睡眠・休憩も取らずにひたすらゲームを続けるなど
  • 3.否定的な結果が生じているにもかかわらず、ゲームを継続または拡大すること。
    例)ゲームが原因で仕事を失った、身体を壊したなどでもゲームを止められないこと

これを見ると「普通にゲームする人は関係なくない?」と思いますよね?
確かにその通りなのです。

SNSなどではゲーム障害という言葉が一人歩きしており、ゲームをする人はダメな奴だ!と言われることもありますが、「ゲームをやり続けることで何らかの影響が出ている人」がゲーム障害です。

逆に言えば、普通にゲームを楽しんでいる大多数のプレイヤーにとって、ゲーム障害は関係ない話なのです。
とはいえ、人によってはゲームをする理由は様々。

純粋にゲームを楽しんでいる人も入れば、ゲームがストレスの履け口になっている人もいます。
特に、新型コロナウイルスの流行に伴い、昔のように友人たちと飲みに行く・遊びに行くというようなことがやりにくくなった昨今、オンラインゲームで友人と交流を楽しんでいる人も多いのではないでしょうか。

そんな人たちも、一歩間違えればネット依存・ゲーム障害となりかねないので他人事だと思わずに注意することが大切です。

では、ネット依存について、具体的にどのような人が該当するのでしょうか?
まずはネット依存に定義について確認しましょう。

ネット依存の具体的な定義は決まっていない

「ネット依存」という言葉が一人歩きしている背景として、ネット依存はまだ具体的に定義されていないのです。
つまり、誰でも「私が思うネット依存」を決めることが出来てしまっているのが現状です。

そのため「休日にネットをずっとしてる→ネット依存だ!」「子どもが家に帰ったらネットばっかりしている→ネット依存だ!」と自分の都合のいいように解釈されてしまっています。
確かに、日常生活に悪い影響が出ているレベルでネットを止められない人はネット依存の可能性はあります。

では、実際にネット依存はどのようなケースがあるのでしょうか?
今回は具体的な例を2つ紹介します!

ネット依存の症状がある中学生Aさんの場合

AさんはSNSをこよなく愛する中学生。
つい最近、念願のスマートフォンを購入してもらい、学校の休み時間や帰り道、家に帰ってもずっとスマホを使ってSNSを楽しんでます。

そんなAさんを見てるお母さんも「勉強もしっかりしないとスマホ取り上げるよ!」とAさんのことを心配しつつ、そのまま様子見していました。

そんなある日、Aさんの学校で定期テストが行われました。
Aさんは成績優秀であり、定期テストではいつも上位に掲載される学力の持ち主でした。

定期テストの結果が帰ってきてAさんのお母さんははびっくりします。
なんと、いつもは満点近い点数を取っていたのに、今回は赤点ギリギリばかりだったのです。

そのテストの結果についてAさんに問い詰めたところ、「SNSばかりしてて全然勉強しなかった」と悪びれもせず言いました。
Aさんはその場でスマートフォンの使い方について話し合いをして、1日の利用制限をかけられることになりました。

ネット依存の症状がある社会人Bさんの場合

Bさんは社会人なりたて。昔はゲームも適度にプレイしてましたが、大学生になったあたりからゲームはプレイしなくなりました。
そんなある日、とあるオンラインゲームの広告を発見します。

「久しぶりにゲームやろうかな」と思い、そのオンラインゲームをインストール。
みるみるハマっていきました。

オンラインゲームは基本的に時間かお金をかければかけるほど強くなります。
新社会人ということもあり、あまりお金をかけられないBさんはどんどん時間をかけるようになりました。

やがて、会社への遅刻・業務中の居眠りなどが多発するようになり、上司から注意が入ります。
「これはまずい」と思ってオンラインゲームを消したBさんですが、既に手遅れ。

オンラインゲームを消しても頭の中ではそのゲームのことでいっぱいです。
「ちゃんと自制すれば少しくらい…」そう思って再びオンラインゲームをプレイします。

やがて、Bさんは食事の回数も減らすようになり、ひたすらオンラインゲームにのめり込む日々を送ってしまい、会社からも解雇を言い渡されてしまいました。

ネット依存になる原因と心理

AさんとBさん、いずれもネット依存の例としては良くあるパターンになります。
では、何故この2人はネット依存になってしまったのでしょうか?

まず前提として知ってほしいことは、AさんやBさんがハマったSNSやオンラインゲームの存在自体は悪くない、ということです。

インターネットには、様々な娯楽が存在します。
SNSもそうしですし、スマホアプリやゲームなどもそうです。

毎日のように新作のゲームやアプリが発表されるインターネットは、永遠に飽きないおもちゃ箱おようなものです。

特にSNSで「いいね」がもらえたりゲームなどで「レアな装備」を手に入れることは他の人から「すごいね!」と承認されるキッカケになります。
一度承認されると「もっといいねが欲しい」「もっとレア装備を集めたい」とよりコンテンツにのめり込んでいくことになります。

ここで自分をコントロールすることが出来れば問題ないですが、それが出来なかった場合、どんどん日常生活を犠牲にしながらインターネットにのめり込んでいきます。

一方、ネガティブな面でもネット依存になる可能性があります。
例えばSNSで返信が貰えない、自分よりも成功している人物が恨めしいなど、インターネットに作っているアカウントが批判されるとあたかも自分自信が否定されたかのような気持ちになりやすいです。

そうなると「もっと自分のことをほめてほしい」「自分はもっとすごいんだ!」ということをアピールするために、よりインターネットにのめり込みやすいです。

ネット依存の対策方法と解決法

ネット依存に対する解決法としては、そもそもネットから距離をとる、スマートフォンを使わない時間を決めるなどが一般的です。
しかし、逆にやりがちだけどもやらないほうが良い方法は「無理やりインターネットから離れされる」ことです。

例えば、子供がずっとスマホをいじっているときに、無理やりスマホを取り上げる。
インターネット回線を無理やり切ってしまうなど。

人は禁じられたものほどよりやりたがる傾向にあります。
筆者もそうなのですが、幼いころゲームを禁止された時期があり、禁止されればされるほどよりゲームをやりたくなっていました。

無理やり取り上げる・禁止するという対処法は確かに効果をもつ可能性がありますが、一方で「より依存を悪化させる可能性」もあります。
もし、自分の子どもがネット依存かも?と思った場合、まずネット依存になっているであろう原因を考えるようにしましょう。

もし、SNSをずっとしているのであれば、家族内でのコミュニケーション不足をSNSに求めているのかもしれません。
ゲームをずっとしているのは、もしかしたら現実世界でなにか上手くいかないことや失敗したことが原因になっているのかもしれません。

それらの原因を分からずに、ネットを取り上げることは一時的な解決法になるかもしれませんが、別の形に依存することもあります。
それこそ大人であれば飲酒・タバコというより健康に害のあるものに依存しかねません。

子どもであってもそこから不登校・引きこもりにつながる可能性があります。
インターネットから離れさせることも大事ですが、それよりも「なぜネット依存になってしまっているのか」を理解することが大事になるのです

まとめ

最近のインターネットは様々なハイクオリティなゲームや、メタバース(仮想空間)の盛り上がり、暗号通貨の流行など様々な進化を遂げています。
そのため、良くも悪くもインターネットとリアルの境目が見えにくくなっています。

インターネットはそれ自体は素晴らしい発明ですが、度を過ぎると依存症やゲーム障害といった病気になる可能性もあります。

  • ・ネット依存症は厳密には定義されていない
  • ・ゲーム依存になるキッカケはゲーム以外にある可能性がある
  • ・自分の生活を第一にインターネットを楽しむ

子どもに限らず中高生、そして大人の人がネット依存で苦しまないためには、これらのことを気を付けたうえで、インターネットと上手に付き合っていきましょう!

Have Fun編集部

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