自作PCを組み立てて終わった後にいざ電源を付けようとしたら画面が映らない。
ある日突然、自作PCの画面が映らなくなった。
そもそも、画面が映らないとなんのエラーが起きてるのか分からないため、「どうすればいいんだろう?」と悩んでしまいますよね。
この記事を読む人は、もしかしたらスマートフォンやサブPCで読んでいるかもしれません。
この記事を読んで自作PCの画面が映らない場合の解決策を一緒に探していきましょう!
目次
自作PCで画面が映らない場合は基本的なミスが多い
「いやいや、そんなこよりも早く解決策を教えてよ!」って思うかもしれません。
実は自作PCで画面が映らない場合は基本的なミスが多いのです…!
- パソコンに電源ケーブルが刺さってなかった
- HDMI・D端子など映像を映すコードが刺さってなかった
- タコ足電源の入力がOFFのままだった
- パーツ同士の接続をしていなかった
このような、後になって分かってみれば「簡単じゃん!」と叫びたくなることが原因の可能性も高いのです。
そのため、まず自作PCの電源が映らない!という人は、上記のような基本的なミスをしていないかを確認しましょう。
まず、最優先で確認すべき点をまとめました!
- 電源コードが刺さっているか
- 電源コードが半刺さりになっていないか
- 延長コードを使っている場合コンセントに刺さってるか
- タコ足配線のスイッチはONになっているか
- パソコンの電源ボタンはONか(-マーク側が押されているか)
- ディスプレイケーブルは奥まで刺さっているか
もし、これらをすべて確認したうえでまだ直らない場合、個別のパーツが問題を起こしている可能性があります。
一つずつ可能性をつぶしていきましょう!
自作PCの画面が映らない際の考えられる原因
上記で解決しなかった場合、パソコンにつながっている様々なパーツを一つずつ不具合が無いかを確認しないといけません。
難しくはないので、一つずつ確認していきましょう!
ケーブルの確認
ここで確認すべきは、電源などのケーブルではなく、パーツとパーツを繋げるケーブルがしっかりと刺さっているのか、間違ったところに刺さっていないかを確認しましょう。
また、もし別のパソコンがあるのであれば、外部ケーブル(HDMIケーブルやD端子ケーブル)などを別のパソコンに刺してみて、正しく機能するか試してみましょう。
もし、ここでそもそも別のパソコンでも画面が映らない!となった場合、そのコード自体が断線などしている可能性があります。
メモリの確認
メモリを複数枚指している場合、1枚ずつ指して画面が付くかどうかを確認してみましょう。
その際、メモリを指す場所なども変えながら複数のパターンで試すと、メモリが壊れているのか、メモリを指す端子が壊れているのかが分かりやすくなります。
グラフィックボードの確認
自作PCを使っている人はオンボードではなくグラフィックボードを利用していると思います。
その際、グラフィックボードを抜いた状態で、画面が映るかどうかを確認しましょう。
グパソコンのマザーボードにオンボードが搭載されている場合、グラフィックボードが無くても画面は映ります。
もし、ここで画面が映った場合はグラフィックボードが壊れているか、グラフィックボードの接続が何か間違っているか、端子等が壊れている可能性があります。
電源ユニットの確認
そもそも、自作PCの電源ボタンを押したとき、パソコン自体は動いてますか?
ファンが回っている、起動音がするなど電源ユニットが動いていることが分かれば問題ないですが、そもそもそれらの音が聞こえない場合、電源ユニット自体が壊れている可能性があります。
もちろん、電源コードが刺さってなかったという簡単なミスの可能性もあるため、そちらも併せて確認しましょう。
それでも解決しない場合はCMOSの初期化(BIOS初期化)を試す
ここまで試して「いやいや、それでも画面が映らないよ!」となた人に向けての(ほぼ)最終手段を紹介します。
それはCMOSの初期化(BIOS)の初期化です!
いきなり難しそうな言葉が出てきましたが、やることは簡単です。
そもそもCMOSの初期化が何なのかというと、簡単に言えば「パソコンを出荷状態に戻す」ことです。
今まで紹介した方法は「パソコン外部」の問題を解決する方法ですがCMOSは「パソコンの内部」の問題を解決する方法です。
CMOSの初期化をするには2つの方法があります。
※必ずすべての電源コードを外して、コンセントからもコードを抜いた状態で作業を行ってください。
方法①マザーボード上の丸いボタン電池を抜く
マザーボードについている丸い電源ボタンを抜いたあと、5~10分ほど放置(放電)させます。
そのあと、ボタンを元に戻します。
その際、+-の向きを間違えないようにしましょう。
方法②CMOSクリア用のジャンパ(ランド)をショートさせる
電源ボタンを抜いただけでもCMOSの初期化は行える可能性がありますが、より確実に行うためにCMOSクリア用のジャンパと呼ばれるパーツをショートさせる方法があります。
「え!ショートって感電ってことでしょ?怖くない?」と思う人もいるかもしれませんが、電源コードはつながっていないので感電の不安はありません。
※静電気などで帯電している可能性はあるのでどうしても不安ならゴム手袋などを使いましょう。
CMOSクリア用のジャンパはマザーボードについており〔CLRTC〕〔CLRTC1〕〔CLR_CMOS〕〔CLR_RTC〕〔CLRCMOS1〕といった名前が付いています。
詳しいジャンパの位置は取扱説明書などに書いてあるため確認しましょう。
ジャンパを見つけた場合、ついているキャップを一個横にずらして刺し直すことでショートすることができます。
数秒待てばショート(放電)されるため、少し待ったら元の場所に戻してパソコンを起動してみましょう。
それでも治らない場合は修理に出す
もし、これらのことをすべて試しても治らない場合、パソコンに詳しくない人では解決することが難しいです。
そのため、修理に出すことをおススメします。
修理に出した際は、実際に試した作業を伝えておくと、より原因の解決の手助けになる可能性があるので、しっかりと伝えるようにしましょう。
まとめ
以上が、自作PCの画面が映らない場合のトラブルシューティングです。
自作PCの画面が映らない場合は、まずは落ち着いて以下の作業を行いましょう!
- 自作PCの画面が映らない場合はイージーミスの可能性が大
- 細かいパーツごとに原因を追究しよう
- 最終手段はCOMSクリア
- それでも治らない場合は修理に出そう
自作PCは愛着がある人も多いかと思いますが、パソコン自体は消耗品です。
長く使っていればいつか壊れます。
突然パソコンが壊れて使えなくなると困ってしまうため、定期的なメンテナンスが大事です!
また、初心者の人は特に自作PCを初めて作るときに様々なミスをしがちです。
特に初心者がやりがちなミスを以下でまとめましたので、参考にしてください。