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ゲーミングPCとは?基礎知識を分かりやすく解説!

【記事公開日】2021/10/10
【最終更新日】2022/03/07

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ゲーミングPCを買おうと思っている、もしくは子どもがゲーミングPCを欲しがっているけどゲーミングPCって何!?となっている方も多いのではないでしょうか。
ゲーミングPCは普段使わない用語で説明されることも多く、「グラボ?CPU?メモリ?何それ?」となることも多くあります

今回は、初めてゲーミングPCについて知りたいと思った人たちに向けて、ゲーミングPCとはについて解説します。

そもそもゲーミングPCって何?

ゲーミングPCとは、主に「ゲームをプレイすることを主体とするパソコン」のことを言います。
普通のパソコンでいいじゃん!ってなると思いますが、パソコンでゲームを動かすのには、いわゆる「普通のパソコン」以上に必要なスペックが高くなります。

特に学生のころ生協で買ったパソコンを長々と使っている人などは、ゲームを購入しても起動しない可能性があります。
最近のゲームはグラフィックの良さなどをウリにしている商品も多く、パソコンの処理能力が高くないと「せっかくゲームを買ったのに動かない!」といったこともあります。

そうならないためにも、ゲームを動かすことに特化したパソコンが必要になり、それをゲーミングPCと言います。

H2:ゲーミングPCとそれ以外のPCの違い

では、具体的にゲーミングPCとそれ以外のPCは何が違うのでしょうか?
それぞれパーツごとに分けて解説していきますが、少し細かい話になるため「詳しいことはいいからもっとゲーミングPCについてさっさと知りたい!」という人は読み飛ばしても問題ありません。

H3:グラフィックボードの違い

パソコンに限らず、ゲーム機も画面に何か映すためには「グラフィックボード」が必要になります。
グラフィックボードの中には10万円を超えるものも存在しており、パーツ一つでスマホ一台買えるくらい高いものもあります。

しかし、町の電気屋さんなどで売っているパソコンなどは10万円を切るものもありますよね。
そういうパソコンにはグラフィックボードが入っていないのかというと、代わりに「オンボードグラフィック」と呼ばれる機能を使っているケースが多いです。

オンボードグラフィックが何なのかというと、CPUやマザーボードと呼ばれる別のパーツにグラフィックボードの代わりをさせる、という機能です。
別のパーツをグラフィックボードの代わりに働かせることで、安い値段でパソコンの提供ができるのです。

「じゃぁそんな10万円もするグラフィックボード必要ないじゃん!」となるかもしれませんが、それは違います。

前も言ったように、今のパソコンで動かせるゲームはグラフィックに非常に力を入れている物が多くあります。
そのため、グラフィックボードがないとゲームが遊べません!という可能性もあります。

また、グラフィックボードはゲームに限らず、動画編集であったり、3Dソフトを使う際も使われるパーツです。
そのため、ゲームだけではなく、仕事で使うために良いグラフィックボードを使用している人も多くいます。

ゲーミングPCはグラフィックボードを使い、それ以外のパソコンはオンボードなどを使っていることが多い、と覚えましょう!

CPUの違い

CPUというのは簡単に言えば人間の頭脳にあたる部分です。
一般的には「Intel Core~」と呼ばれるCPUが使われることが多いです。

Intel製品はゲーミングPC問わず様々なPCで使われており、アメリカのMarket Researchの調査によると、2021年に世界中で使われているCPUの77.5%はIntel製のものだと言われています。
そのため、ゲーミングPCにおいてもIntel製の商品は非常に多く使われています。

一方で、ゲーミングPCにおいてはIntel製の商品以外にも、「Ryzen~」と呼ばれるCPUシリーズもここ最近で使われるようになってきました。
Ryzenとはアドバンスト・マイクロ・デバイセズ (AMD)という企業が提供しているパーツです。

  • Intel製品のIntel Core~
  • AMD製品のRyzen ~

と知っておけば問題ありません。

両者に大きな差はなく、人によっては「Intelしか使わない!」という人もいれば「Ryzenしか使わない!」という人もいます。
違いを挙げるとするならば、Ryzenの方がIntel製品よりも高性能ではありますが、その分値段が少し高い傾向にあります。

ただし、初めてゲーミングPCを買う人であれば、両者の違いを気にする必要はなく、無難にシェア率の高いIntel製を買うと良いでしょう。

メモリの違い

CPUは頭脳、メモリは机の広さ、なんて表現されることがあります。
机が広ければ広いほど、様々な作業を同時に行えますが、頭脳がしっかりとしていないと、どんなに机が広くても作業を同時に行うことはできないですよね?

そのため、CPUとメモリはどちらも同じくらい良いものを買う、というのがベストです。
メモリに関しては「〇GB」と表現され、一般的には8GB~32GB辺りが使われています。

2021年で一番最新のiPhoneである「iPhone 13 Pro Max」はメモリが6GBです。
それと比べると、32GBがどれほど大きい数字であるかは分かりやすいかと思います。

パソコンでゲームをするのが目的であれば、大体8GB~16GBあれば十分です。

では、何故32GBもメモリを搭載する人が居るのかというと、並行して様々な作業をしたい人はメモリを多く搭載します。

例えば

  • ゲーム配信をしたい
  • ゲームをしながら動画を見たい
  • 動画編集をしながら動画を見たい

上記のように複数の作業を並行して行いたい人はメモリを多く搭載すると、「パソコンが重くて動かない!」ということが少なくなります。
ゲームをしたいだけなら8GB~16GB、もしゲームをしながら何か別の作業もしたいなら8GB~16GB、さらに動画編集ソフトなど処理が重いソフトを仕事なので使うのであれば32GBなどを検討しましょう。

ストレージの違い

ストレージは例えるなら「どれくらいデータが収納できるか」という指標になります。
本棚のようなイメージをすれば間違いありません。

パソコンで動かすゲームソフトは容量が大きいものが多く、例えば世界中で一番遊ばれているとも言われるFINAL FANTASY XIVは容量が53GBも存在します。

最近のスマホも容量が128GBであったり、512GBなども選べるようになっていますが、ゲーミングPCでは1TB(1000GB)のストレージが購入時についていることもあります。
ストレージに関しては、後付けという形で追加することも可能なので、初めてゲーミングPCを買う人が細かく気にする必要はありません。

大体の商品は500GBもしくは1TBなど選べるようになっています。
大は小を兼ねるという言葉もあるので、特に金額面などが問題ない場合は1TBのストレージを選ぶといいでしょう。

冷却機能の違い

ゲーミングPCは様々な処理を行うため、非常にパソコン内部が高温になります。

https://esports-havefun.com/archives/10

場合によっては90度近くなることもあり、温度を下げるための冷却機能が必ずついています。
2021年現在においては、扇風機のような形で内部の温度を下げる送風式と、水の力を借りて温度を下げる水冷式のどちらかになっています。

水冷式は、パソコンの温度を下げやすい効果がありますが、送風式と比べて値段が高かったり、メンテナンスが必要だったり、トラブル時の対応が大変です。
そのため、ゲーミングPC初心者の方に水冷式はおススメしません。

もし、ゲーミングPCを買う際に「水冷式がおススメですよ」と言われたら、安易に答えずにしっかりと店員さんの話を聞くようにしましょう。

ゲーミングPCの値段はいくらする?高い?

ゲーミングPCは高い!というイメージがありますが、高いパソコンもそこまで高くないパソコンもどちらも存在します。
先ほど、グラフィックボード単体で10万円近くするものがあると書きましたが、それを組み込んだゲーミングPCを買うならば、確かに高くなります。

そのような「一番性能の高い」パーツを使う人は

  • 最新のゲームを最高設定で楽しみたい
  • 今後発売されるゲームも最高設定で楽しみたい
  • 仕事柄どうしても性能の良いパソコンが必要になる

といった人たちです。
もし、あなたが初めてゲーミングPCを買うとして、上記のような願望がない限り、一番高いタイプのゲーミングPCを買う必要はありません。

ゲーミングPCには大きく分けて「ローエンド」「ミドルエンド」「ハイエンド」と呼ばれる3つのジャンルがあります。

これらの性能は

ハイエンド>ミドルエンド>ローエンド

ですが、同様に値段も

ハイエンド>ミドルエンド>ローエンド

となります。

例えば、マインクラフトのようなポリゴンタイプの3Dゲームや、2Dのゲームを楽しむのであれば、ローエンド、ミドルエンドで問題ありません。
ただし、FPSのような3Dのグラフィックを売りにしているゲームをプレイしたかったり、プロゲーマーとしてゲームを仕事にしていくのであれば、ミドルエンド~ハイエンドを選ぶよいいでしょう。

大まかな値段帯としては以下のようなイメージです。

  • ローエンド→10万円以下
  • ミドルエンド→10~20万円
  • ハイエンド→20万円以上

また、ローエンドは性能が低いため、最新のゲームであったり、将来的に販売できるゲームを遊ぶ際に、設定を下げたりしないと遊べない可能性があります。

もし、今後数年かけて様々なゲームを楽しみたいのであれば、多少高くてもミドルエンド~ハイエンドのゲーミングPCを買うことをおススメします。

ゲーミングPCはどこで買うの?BTOショップって?

いわゆる「普通のPC」は町の電気屋さんで買うことが出来ますが、ゲーミングPCは「BTOショップ」と呼ばれるお店に行くか、ネットで購入することが主となります。
BTOショップとは、お店の人が様々なパーツを組み合わせてパソコンを組み立てたものを販売しているお店のことです。

お店によってはお客からの「このパーツとこのパーツとこのパーツを使ってパソコンを組み立ててください」といったサービスも提供しているところもあります。
BTOショップがある場所は電気街(秋葉原・日本橋・大須)が有名です。

しかし、家の近くにBTOショップがない場合でも、オンラインでBTOパソコンを販売しているサイトは多く存在します。

例を挙げると

などは有名なサイトです。

H3:ゲーミングPCを安く買うには

ゲーミングPCは数十万円することもあり、なるべくならば安く買いたいですよね。

ゲーミングPCを安く買う方法として、以下の方法があります。

  1. BTOショップの在庫処分品を探す
  2. 年末年始や夏などの大規模セールを狙う
  3. 不定期に行われるセールを狙う

1.の在庫処分品に関しては、BTOショップなどでは少し古いパーツを使ったゲーミングPCや、より高性能なパーツが販売された後の前の型などを使ったゲーミングPCなどを安く売っていることがあります。
アパレルショップと同じで、PCも古いものや一年前のものは安くなります。

古いからと言って決して悪い意味ではなく、人によってはその古い方でも自分のやりたいことは十分できる、というパターンも多いです!

ぶっちゃけ、初めてゲーミングPCを買うならば一年前の型落ちで十分すぎるくらいです。

そういった「お宝」を探しながらBTOショップを巡るのも楽しいイベントの一つです。

2.の大規模セールに関しては、どのお店(サイト)でも年末年始や夏などは大規模セールをしていることが多いです。

それらを狙ってゲーミングPCを安く買う、という方法もあります。

また、3.の不定期に行われるセールを狙うにはお店のSNSなどでセール情報を流していたりするため、気になるお店がある場合はそういった情報を見逃さないようにしましょう。

まとめ

  • ゲーミングPCとは最先端のゲームを遊ぶために必要になるパソコン
  • 3Dソフトなどを動かす人や配信をする人なども使っている
  • ゲーミングPCを買うならセールなどを狙うと安く買えるのでおススメ

ゲーミングPCは普通のPCと比べてより性能のいいパーツを使われているPCのことを指します。
ゲーミングPCと言いますが、別にゲームに限らず、動画編集であったり3Dモデリングソフトを動かす人や、Vtuberとして活動したい人などもゲーミングPCを購入するケースが多くあります。

もし、初めてゲーミングPCの購入を検討している人がいる場合は、BTOショップに足を運んだり、近くの電気屋さんでゲーミングPCコーナーが存在しないかを確認しましょう。

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