12/18に「HADO JAPAN CUP2021」という日本で最もHADOが強いチームを決める大会が池袋サンシャインの噴水広場で開かれました。
今回、その大会において解説を担当していただいたSK/あひる組のRuhiaT選手に、当日の実況でも話していた「HADO JAPAN CUP2021に向けたデータ分析」について語っていただきました。
僭越ながら、現地で解説を務めさせていただきました、SK/あひる組のRuhiaT(るひあ)です。
今回は解説に当たって事前に準備した戦績データを元に、HADO JAPAN CUP 2021を振り返ってみたいと思います。
事前に用意したデータはこちらです。
【外部リンク】データで振り返るHADO JAPAN CUP2021
まず、HADO JAPAN CUP 2021の結果はこちら。
1位 Arc-A’s
2位 UNIcorn
3位 ラレップ.ch
4位 SK/華より酒!
Aブロックから予選を勝ち抜いたのは、Arc-A’s、SK/華より酒!の2チームでした。
Arc-A’s
Arc-A’sのHADO JAPAN CUP 2021に出場したチームとの勝率は75%。
当然、HADO JAPAN CUP 2021に出場できるということは、HADO界でもトップクラスのチームの集まりになります。
それなのにこの勝率は驚異的ですね。
優勝したのも頷ける勝率です。
とはいえ、今季(CLIMAX SEASON)のMASTERS CUPでの優勝回数は1回のみ。
更にArc-A’s結成以来初めてMASTERS CUP予選落ちも経験する、彼らにとって苦しいシーズンでした。
勝率こそ高いものの、辛酸を舐めることとなります。
その分HADO JAPAN CUP 2021の優勝はひとしおだったことでしょう。
SK/華より酒!
SK/華より酒!のHADO JAPAN CUP 2021に出場したチームとの勝率は37%
事前にこの数値を集約した結果、同ブロックにSK/華より酒!が苦手とするチームが多かったため、予選ブロックは苦戦を強いられるだろうと考えていました。
ですが、結果としては、3勝1敗で予選突破。
SK/華より酒!の底力を感じました。
中でも特に苦手としていたヒュブリスは勝率13%。
なんと年間通算で1度しか勝てていないのです。
ちなみに、この1回の勝利はHADO JAPAN CUP 2021予選②の準決での1勝です。
そのため、直近でヒュブリスに対抗しうる程の力を付けてきたとも言えます。
加えてお伝えすると、SK/華より酒!は10チーム中唯一MASTERS CUP入賞経験がないチームでもあります。
オッズで表現すれば最も高かったのではないでしょうか?
以上がAブロックの本選出場チームの解説です。
続いて、Bブロックから予選を勝ち抜いたUNIcorn、ラレップ.chの2チームの分析結果を見ていきましょう。
UNIcorn
UNIcornのHADO JAPAN CUP 2021に出場したチームとの勝率は63%
Arc-A’sに次いで、勝率ランキング2位となります。
年間の実績を見ると、やはりR1o選手が所属していたSPRINGおよびSUMMERシーズンはMASTERS CUP入賞回数が多いですが、脱退したCLIMAXシーズンは入賞回数が減っています。
とはいえ、CLIMAXシーズンのUNIcornはより作戦が高度に、かつ練度もあがり、チーム力が増強されたと感じています。
決勝トーナメントで見せたステータス「5311/1135/3151」の組合せなどがまさにそれを体現していました。
あの完成度に辿り着くまでにどれだけの試行回数を重ねたのか気になるところです。
開会式のコメントで、「UNIcornはHADO JAPAN CUP 2021のタイトルを取るために結成した」とHiBiKi選手が話していましたが、まさにその通り調整を終えており、チームビルド能力の高さに驚かされました。
ラレップ.ch
ラレップ.chのHADO JAPAN CUP 2021に出場したチームとの勝率は58%。
SUMMER本戦の優勝を皮切りに、大きく力を伸ばしてきたと、個人的には感じています。
今回の大会で特筆すべき点は、HADO JAPAN CUP 2021準決勝の対戦相手がArc-A’sであるということ。
この組み合わせは、なんとSUMMER CUP本戦の準決勝と同じ。
ラレップ.chとしては、今回もここを突破すれば夏に続く2連覇が見えてくる。
一方Arc-A’sは夏の雪辱を晴らしたい、重要な戦いとなります。
ちなみに、SUMMER CUPでは
1本目:ラレップ.ch勝利
2本目:Arc-A’s勝利
3本目:ラレップ.ch勝利
でした。(スプレッドシート上は回目ずれてしまってます…。)
今回はと言うと…
1本目:ラレップ.ch勝利
2本目:Arc-A’s勝利
3本目:Arc-A’s勝利
1,2本目が同じ結果というのがまた熱い展開でした。
解説席から見ていた限り、1戦1戦にかける集中力の高さは全チーム中随一だったと思います。
まとめ
今回集計に用いた試合数は532試合、集計に要した時間は6時間程度です。
(一部、実況のかすみさんに手伝っていただきました!感謝…!)
今回のように直近1年のデータと大会実績を比較してみると、面白い相関関係や歴史が見えてきます。
私自身新しい気付きを得られたため、有意義な情報となりました。
皆さんも是非データ収集してみてはいかがでしょうか?
そして是非、その結果を私にこっそり教えてください(笑)
皆さんのアウトプットを楽しみにお待ちしております!